初の無観客生配信 第3回 すみだストリートジャズフェスティバル in ひきふね
2020年8月15日(土)・16日(日)
スタッフ、演者、地域が一体となった熱い2日間
今回で第3回を迎えた、すみだストリートジャズフェスティバル in ひきふね(以下「すみジャズ in ひきふね」)が開催されました。
昨年は2日間をかけて曳舟周辺に設けられた9つの会場で全98バンドが参加しましたが、今年は新型コロナの影響で規模を縮小して、しかもオンライン生配信で開催されました。
会場となったのは、曳舟文化センター。
タイムテーブルによれば、YouTubeでの無観客生配信ライブをメインに、各バンドの生配信の間には、投稿動画での参加となるバンドの映像や、スポンサーのCMも入って盛りだくさん!
しかし時間になってもイベントは始まらず、機材トラブルで約1時間遅れで始まった生配信も、画像は途切れ途切れ、音声も常にブツブツとノイズ混じりでとても聴けたものではありませんでした。
咄嗟の判断で、スタッフのスマホを使ったSNS(facebook、ツイキャス、Instagram)での同時配信に切り替えましたが、怪我の功名というか何というか、YouTubeだけでなく、その他のSNSツールを使って配信すればより多くの人々に届けることが出来ると気付かされた瞬間でした。
結局、最初の音声トラブルも現場のモニターでは全く問題なかったので、純粋に回線の問題の様で、2日目は配信機材を客席中程に移設してリベンジしました。
限られた準備期間、人員、知識、予算で行われた、トラブル続きの生配信ライブイベントでしたが、スタッフの誰一人として諦めることなく、臨機応変に助け合いゴールへ向かって突き進んで行く姿には心を打たれました。
今回こういった形で開催できたのは、このイベント自体が営利目的ではなく、実行委員会の方々の、純粋に「すみジャズ in ひきふね」を開催したいという気持ちと、チャレンジ精神。そして、オンライン開催となっても変わらない地元の方々やボランティアの方々、参加ミュージシャンの暖かい支援のお陰だと感じました。
そういった意味では下町人情の残る「曳舟」だからこそ開催できたのかもしれません。
こうして、出演者の素晴らしい演奏とスタッフの奮闘で無観客ライブにもかかわらず、熱い2日間となりました。
その模様は、「すみジャズ in ひきふね」公式YouTubeチャンネルで見ることができます。
そして、各出演バンドからは、
「イベントが中止され演奏の機会が減っている中、こんな大ホールで演奏できてありがたいです。」
「コロナ禍で帰省出来なかったが、元気な姿を実家の両親や地元の友達に見せられて良かった!」
など、感謝の言葉も寄せられているそうです。
確かに、昨年までは沢山の参加アーティストを目当てに、曳舟に観客が訪れるという町のイベントでしたが、配信イベントになったことで、PCやスマホがあれば世界中どこにいても観覧できるようになったわけで、これは出演者側にもとっても大きなメリットだと思います。
もし来年、コロナが収まって昨年までの様に現地の何箇所かの会場で、演奏・観覧が出来るようになっても、同時に生配信もするハイブリッドイベントになるかも!なんて。
現地で開催スタッフの苦労を目の当たりにしていたので、あまり無責任なことは言えませんが、失敗を恐れず、諦めずに最後までこのイベントをやりきった経験は、実行委員会の方々にとって大きな財産となることでしょう。
どの様な形になろうと来年もまた、この熱いイベントはやって来るだろうと思います。さらにグレードアップして。
今から楽しみに待ちたいと思います。
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