注目を集める“京島暮らし”
まちの外から見た、京島の魅力
個性豊かで魅力的な物件が紹介されている「東京R不動産」のサイトを覗くと、「目指せ!下町R不動産」というブログがあります。このブログは、下町の魅力を追い求め、紹介していく内容のもので、東京R不動産のスタッフの方々が、実際に足を運んで、下町の魅力を伝えています。
さらにコラム欄には特集として、
「レトロな長屋に若者が集まるまち 京島が気になる!」
「京島から学ぶ、これからの暮らし方」
「京島の立役者、後藤さん」
「後藤さんとゆく京島ツアー@オンライン開催!!」
のタイトルで、4回にわたり京島の記事が連載されています。
東京R不動産のスタッフの目から見た京島はどのように映っているのか、どうのような印象を受けているのかを直接、東京R不動産の方々にお伺いしました。
東京R不動産からみた京島の魅力
--墨田区の京島に興味を持ったきっかけを教えていただけますか。
当社の若いスタッフを中心に、“下町という地域のあり方、暮らし方”を考えていきたいという目的で、各地の下町を訪れている過程で京島を知ることができました。京島に足を運ぶにつれ、ますますこのまちの魅力に惹かれました。
--京島の魅力をどのようなところに感じましたか。
私たちは、古い建物が好きということもありますが、いくつもの長屋が軒を連ねているのを見て、とても惹きつけられました。その建物から、まちとの関わりなどの痕跡が外観からも捉えることができ、歩いているだけでもいろいろな楽しみを見つけることができます。
そして、少しずつまちの人たちと関わるにつれ、そこに住む人たちの生き方や、地域との関わりが見え、隣人とのつながりを大切にしていることを感じました。
--他の地域の下町と言われるまちとの違いはありますか。
商業的ではないまちの中に新しい生態系ができていることを感じました。都心に近いながらも、都市開発で再編されていない環境のため、家賃が抑えられていることや、セルフリノベーションなども自由にできる物件も多いことから、若い人たちが入りやすい環境でもあり、それを受け入れる懐の広いまちだと感じました。
--このまちの人たちの印象はどうですか。
長屋文化から紐付いているのか、人に対しての受け入れ方が寛容だと感じました。生き方についても多様性で、まちの人たちのキャラクターが立っている印象があります。
--京島長屋文化連絡会の後藤さんと出会ったことが、さらにこのまちの理解を深めたそうですね。
長屋をリノベーションしたカフェやシェアハウス、アートスペースなどを運営し、まちの案内人でもある後藤さんとの出会いで、外観からでは想像のできない長屋や古民家の中を覗かせてもらったり、このまちに住む人たちを紹介してもらうことにより、さらにこのまちの魅力に出会うことができました。
京島のまちに対する、東京R不動産の取り組み
--京島との出会いで、東京R不動産の取り組みにも多少の変化はありましたか。
今まで、下町を含め、いろんなまちを紹介していますが、 ほとんどは単発の紹介となります。京島のまちの持つポテンシャルに惹きつけられ、長期的に見続けていきたいという気持ちが芽生えてきました。
後藤さんの京島長屋文化連絡会を中心に、京島の魅力を掘り起こすまちづくりは、他の地域と異なる仕組みが多いので、京島から得られたエッセンスを他の地域でも共有し、またそこから得たものを京島にフィードバックできる媒体として東京R不動産が関わり、東京の街全体が面白く住みやすい環境になればと思います。
新しいまちに変遷する際に、旗を振る人が重要だと考えます。どのような人がどのように旗を振れば、地域が回っていくのか、そのトライアルがこれからいろんな地域で起こっていくと思います。
京島で旗を振る後藤さんの行動と共に、変遷する京島を見ていきたいと実感しています。
--今後、どのように京島を案内されていきますか。
京島には、若者が惹きつけられる物件が多数点在しています。地元不動産と共存しながらも、東京R不動では、新しい市場開拓として、京島のまちを知らなかった人々へ向け、京島のまちの魅力と物件を紹介していきたいと考えています。
ただ紹介するだけにとどまらず、地域の魅力をお客様と一緒に探しだし、次の暮らしを提案していきたいと思っています。
京島長屋文化連絡会と東京R不動産との連動企画で、京島というまちを体感してもらう、トライアルステイなどの企画も考えているようです。
魅力あるまちや建物をこよなく愛す、東京R不動産スタッフによる京島の紹介を今後も楽しみに、京島の魅力を再発見してみてください。
(※1)江戸長屋「別館/Bekkan」で行われた宿泊体験型イベント「宿の家」
※写真撮影:東京R不動産