新たなイベントも加わり、すみジャズが3年ぶりにリアル開催。
錦糸町を中心にまちに響く、音楽の祭典
2010年からスタートした「すみだストリートジャズフェスティバル」も、コロナ禍の影響により、オンラインでの開催が続きましたが、今年は3年ぶりに、メインステージの錦糸公園や駅前広場、商業施設前、カフェ、銭湯など27箇所で約300組のバンドが、演奏を繰り広げました。
「今年は久しぶりのリアル開催ですので、この10月15日(土)・16日(日)のイベントの前に、8月14日(日)にステージ数を限定した『すみジャズZERO』を開催し、全3日間の開催となりました。全日とも多くの来場者に訪れて頂き、コロナ禍以前のような盛り上がりを見せていました」と実行委員の方々は、リアル開催のブランクがなかったかのように、スムーズな進行をみせていました。
今回のイベントの特色は、「すみだワンコインオクトーバーフェスト」の同時開催。オクトーバーフェストとは、毎年10月にドイツ、バイエルン州の州都ミュンヘンで開催される世界最大規模のお祭りです。
毎年行われていた夏の開催から、10月に移行したことにより、この季節の特徴を生かそうと「オクトーバーフェスト」を導入したそうです。
錦糸公園のイベント会場では、ワンコインで楽しめるクラフトビールを中心に、ステーキや焼きそば、沖縄料理など38店舗が出店。来場者だけではなく、演奏を終えたミュージシャンたちの打ち上げ会場として、開催終了の夜9時まで飲食を楽しんでいました。
そのほかに、錦糸公園会場では、本所警察署、本所消防署、自衛隊、JR東日本、JRAウインズ錦糸町、フーガドールすみだなどが参加して、会場に持ち込まれた白バイや自衛隊車両、馬像などの乗車体験、ワークショップ、アトラクション、ゲームなどが用意され、子どもたちも楽しんでいました。
両日とも天候に恵まれ、演奏の熱気も加わり、Tシャツ姿の人も多くみられるほどでした。
「やっぱり、多くの人の前で演奏をするのは楽しいですね。僕たちもいつも以上に燃えて演奏を行うことができました」と、演奏後に錦糸公園で打ち上げをするバンドマンたちもやりきったという笑顔で話をしてくれました。
16日最終日のクロージングセレモニーで、すみだストリートジャズフェスティバルが熱い2日間の幕を閉じました。