曳舟文化センター リニューアルオープン
小さなお子さま連れにも安心
リニューアルオープンした曳舟文化センター
大規模改修工事により休館していた曳舟文化センターは、1年間の工事を終え、2022年1月4日にリニューアルオープンしました。
リニューアルオープンの記念企画として、1月15日に「 新日本フィルハーモニー交響楽団ニューイヤー・コンサート2022inすみだ曳舟《落語&オーケストラ》」を開催。第一部では立川龍志の一席、第二部では新日本フィルハーモニー交響楽団による新春らしい華やかなクラシックの名曲が披露され、多くの方が新しい劇場ホールでコンサートを楽しみました。
バリアフリーや授乳スペースなども充実、多様性を持った利用しやすい館内に
館内はバリアフリーを強化し、多機能トイレの増設、点字ブロックや大きくわかりやすい案内表示板、デジタルサイネージが設置され、障がい者や高齢者にも利用しやすくなりました。
小さなお子さまと一緒に訪れても安心できるように、1階ロビーには授乳室・おむつ替室を新設、授乳室は個別スペースとなっています。
授乳室近くにある自動販売機では飲料とともに紙おむつやおしり拭きが買え、災害などの非常時には無料で飲み物を取り出せるライフラインベンダーも用意されているので、いざという時も安心。
男女トイレもすべてリニューアルされ、ベビーチェア付き個室、おむつ交換台が設置されているので、小さなお子さま連れでも安心してコンサートなどを楽しむことができます。
明るくリニューアルされたホワイエは広々として、壁一面には安藤広重の絵が広がります。
2階には、定員250名が利用できるレクリエーションホールがあり、カラオケ設備や音響機器を備え、天井に備え付けられたミラーボールの照明で演出効果も楽しめるなど多目的に利用することができます。そのほか、定員42名、21名の会議室が用意されています。
3階には、33畳の大広間として使える和室や茶室があり廊下を挟んだ向かいの日本庭園を眺めることができます。
劇場ホールは、天井に耐震化を施し、座席はすべて新しくなり座り心地もよく、バリアフリーにも対応し、車椅子で鑑賞できるスペースが6席設けられています。
舞台の床は新しく張りかえられ、一部音響機器を更新、どの席からも一定の音量で聴きやすいように改善されているので、ゆったりとコンサートなどの鑑賞を楽しめます。
ホールの外には、公演の様子がわかるモニターの設置や楽屋内も一新。大きさなの異なる3つの楽屋は、綺麗で広々と使用することができると利用者にも好評です。
リニューアルオープン後の感想や施設の利用方法を職員にお伺いしました。
--リニューアル記念企画の「落語&オーケストラ 新日本フィルハーモニー交響楽団ニューイヤー・コンサート2022inすみだ曳舟《落語&オーケストラ》」には、開館を楽しみにしていた多くのお客様が来館されましたね。
「墨田区北部地域で音楽鑑賞の機会を提供することを目的に継続して開催しています。
新型コロナウイルスの感染が拡大する中での開催でしたので、感染対策を万全に臨みました。お客様から大きな拍手や笑い声をいただき、反応がとてもよかったです。
公演後も「よかった」と言ってくださる方が多く、良い新年初のクラシック鑑賞と初笑いとなっていただけたのではないでしょうか。今後も多くの方が文化に触れる機会を届けたいと思います」
--リニューアルオープン以来、多くの方が利用されているかと思いますが、館内利用抽選会はどのようなサイクルで行われているのでしょうか。
「おかげさまで、リニューアルオープン後も多くのお客様に利用いただいています。施設利用の抽選会は、リニューアル前と変わらず、毎月1日(土日祝の場合は最初の平日)の午前中に開催しています。劇場ホールは1年前、レクリエーションホールは半年前、会議室等諸室は3か月前の月分の抽選となります。その翌日より抽選で埋まらなかった分が受付等で申し込みが可能となります。初めての方には少しややこしいと思いますので、お気軽にお問合せください。
--2022年度の自主企画イベントのご予定を教えてください。
「沢山のイベントを準備しています。演劇や伝統芸能の公演、乳幼児やお子様と楽しめる音楽鑑賞イベント、地域のお店やクリエイターとの共同イベント、小学生と一緒に作るアートタウンマップづくりなどがあります。
また、曳舟文化センターをより身近に感じていただきたいと、YouTubeチャンネル「ひきぶん放送局」(※)を開設しました。その他、ホールを個人練習で利用できるイベント、ホールの使い方講座、音響・照明の基本講座なども行っていきます」
--リニューアルした曳舟文化センターをどのように利用してもらいたいですか。
「今までもたくさんの方に利用していただいていますが、新しくこの地域に来た方やまだ利用したことがない方にもぜひご利用いただければと思います。『ひきぶん放送局』にリニューアルした施設の紹介をアップしていますので、ぜひご覧ください。これからも地域のみなさまの身近な存在になっていきたいと思います」
新たな機能も充実した曳舟文化センターの施設案内は、曳舟文化センターのホームページ内にある「館内3Dビュー」で詳しく見ることができます。施設の利用や公演鑑賞、講座の参加など、身近な施設で文化体験をしてみてはいかがでしょう。
(※)ひきぶん放送局
https://www.youtube.com/channel/UCcs4TAx_nGXye_-Cmwirk-g
曳舟文化センター
東京都墨田区京島1-38-11
TEL:03-3616-3951
開館時間:9:00〜21:00
休館日:年末年始(12月29日〜1月3日)
ホームページ:https://www.hikifune-bunka.jp