マリンバの優しい音色に包まれて
墨田区を巡る「マリンバさんのお引越し」
隅田公園と北十間川の親水テラスに囲まれた「東京ミズマチ」を歩いていると、風に運ばれてどこからか優しい音色が聴こえてきます。音に導かれ訪ねてみると、東京ミズマチにある「WISE OWL HOSTELS RIVER TOKYO」の一角で、マリンバの演奏が行われていました。
柔らかく優しい音色のマリンバを演奏するのは野木青依さん。通りがかった子どもたちもマリンバ演奏に加わり、楽しげな笑顔とともに音色が拡がっていました。
このイベントは、「隅田川 森羅万象 墨に夢」(すみゆめ)のイベント企画で、90年の生涯で93回も引越しをしたといわれる葛飾北斎にあやかり、マリンバさん(野木青依)が墨田区内を転々としながら、即興演奏を繰り広げていきます。
「あまり馴染みのない、マリンバという楽器とその音色を多くの方に知っていただき、親しみを持っていただければと企画を考えました。屋内や屋外などの環境により、音の響きも変わりますので、その変化も楽しんでいただければと思います」と子どもたちと楽しく即興の演奏を楽しむ野木さん。
11月5日(金)~7日(日)で行われた、「WISE OWL HOSTELS RIVER TOKYO」以外にも、11月11日(木)~13日(土)12:00~18:00に「喫茶ランドリー」(墨田区千歳2-6-9)、11月19日(金)~21日(日)12:00~16:00に「京島駅(元米屋)」(墨田区京島3-50-12)でも演奏を気軽に楽しむことができます。
野木青依さんプロフィール
小学5年生でマリンバと出会い、演奏し続けている。2018年8月メルボルンにて開催された「第5回 全豪マリンバコンクール」第3位、並びに新曲課題における最優秀演奏賞を受賞。「健康とユーモア、子ども心が躍ること」を大切に、親子向けの音楽ワークショップ、銭湯など公共空間での演奏会を多数開催。モデルとしても活動中。
ホームページ:https://www.aoinogi.com
【マリンバ】
横幅270cm、アフリカ発祥の大きな木琴。名前は、古いアフリカの言葉で「たくさんの(マ)木の板(リンバ)」という意味。温かい木の音色と迫力のある低音の響きが魅力的な楽器。
主催:野木青依、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催:墨田区