架空のラジオを聴きながら隅田川のほとりを散策
隅田川を舞台にした「架空のラジオ」の音声演劇作品
「すみだ川ラジオ倶楽部 川を流れる七不思議編」
春には桜、夏は花火と四季を通じて、地域の人たちに親しまれている隅田川。
そんな隅田川流域でいにしえより伝わるさまざまな伝説や怪異譚に想を得た、7つの物語で構成される「すみだ川ラジオ倶楽部 川を流れる七不思議編」が、架空のラジオ番組として公開されています。
このラジオ番組は、「地域×ラジオ×演劇の可能性を試みたプロジェクト」として、演劇団体「uni(うに)」が、墨田区内でインタビューやリサーチを重ね、制作したものです。隅田川沿いを歩き、ラジオから流れる物語とシンクロした風景を楽しむことができる内容となっています。
uniのメンバーと歩く隅田川
12月11日(日)、uniメンバーによるナビゲートで「ラジオ倶楽部」ガイドツアーが行われ、ラジオ放送を聴きながら、墨田区区役所前から桜橋まで歩き、一般参加者とともに、隅田川沿いの風景を楽しみました。
「ラジオ放送の物語を聴きながら歩くことで、隅田川に関わる歴史や物語に興味がわきました」「このイベントを通じて、今まで行ったことのない場所にも足を伸ばせたことで、新たな発見がありました」とツアー参加者は、それぞれの感想を抱いていました。
この放送は、12月25日(日)まで聴くことができます。
あなたもラジオに耳を傾け、隅田川のほとりを散策してみてはいかがでしょう。
現在のメンバー(写真左より)
阿部健一(代表・演出)、南部昌平(非メンバー。練馬区でお世話になっている元煎豆屋店主)、齋藤優衣(デザイン・パフォーマー・保育者)、高橋由佳(俳優・ダンサー・モデル)、新藤秀将(俳優)
uniプロフィール
2010年に活動を開始した演劇団体。劇場内外の空間での演劇上演を重ね、2013年頃よりまちを舞台とした活動を開始。「どこでつくるか、誰と作るか」という点にフォーカスし、演劇を社会に持ち出した、サイト・スペシフィックあるいはコミュニティ・スペシフィックな演 劇作品に取り組んでいる。リサーチや記録、地域住民との協働に力を入れていることも特徴。メンバーは都市計画、保育、障害福祉など演劇以外の専門性を持っており、境界線上での創作に取り組むことも多い。作品制作だけでなく、演劇の知恵を社会に埋め込む方法の開発や知の蓄積、伝達にも目を配っている。
「すみだ川ラジオ倶楽部 川を流れる七不思議編」
ホームページ:視聴の登録はこちらから
作:魚田まさや
演出:阿部健一
作品公開期間:2022年11月19日(土)〜12月25日(日)
会場:隅田川沿い各地&あなたの好きな場所(スマートフォンなどを使って再生)
視聴料金:無料・要会員登録
主催:uni、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催:墨田区
協賛:株式会社東京鋲鎌、東武鉄道株式会社
※「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会事務局は(公財)墨田区文化進行財団が担っています。