すみだ物語

暮らしのものがたり

暮らしを豊かにする家族写真【5】

外出できない日々は写真を楽しむ絶好のチャンス

外出できない日々は写真を楽しむ絶好のチャンス

©︎2020 Yuka Hanada

こんにちは、カメラマンの花田友歌です。

新型コロナウィルスの流行のため、自由に外出や旅行ができない日々が続いていますね。小さなお子さんのいるご家庭はとくにストレスがたまっていると思います。我が家も例外ではなく、5歳の長男と1歳の次男をいかに退屈させずに体力を使わせてあげるか日々試行錯誤しています。

ところで、家族写真に関して言えば、自宅で過ごす時間がたくさんあるときこそできる楽しみ方がいろいろあります。今回はこのような機会にこそおすすめしたい、撮る楽しみ、そして撮った後の楽しみ方をご紹介します。

まずは撮る楽しみについて。
家族写真において、日々の生活の様子がありのまま写っていることを、私はいい家族写真のひとつの要素と考えています。もちろん、お祝いや旅行、行事などの“ハレ=非日常”のシーンを残す写真は間違いなくいい家族写真でしょう。でもそれと同じかそれ以上に、“ケ=日常”をありのままに残すことも、家族にとって後々かけがえのない写真になります。
外出できなくて家の中で遊んだ様子を、ぜひ写真に撮っておきましょう。散らかっていたっていいのです。その頃気に入っていたおもちゃや洋服、使っていた家具なども、後から見返すといろいろなストーリーを思い出させてくれます。加えて今のこの状況を写真に残しておくこと自体も、貴重な記録になるでしょう。

もしも背景がごちゃごちゃし過ぎていると感じたら、どうしても気になるものだけよけたり、ズームを使って周辺が入り過ぎないように構図を工夫したり、背景をボケさせるなどの方法で余計な要素を省くことができます。こんなときだからこそ、家の中での写真をぜひたくさん撮ってみてください。
室内で写真を素敵に撮る方法は、私の写真教室でもお教えしています。これまでは少人数ながら集合で開催していましたが、新型コロナウィルスの影響を勘案し、オンラインで受講していただける写真教室を現在企画していますので、興味のある方はぜひホームページをチェックしてみてください。

続いて、撮った後の楽しみ方について。
前回のコラムで、家族写真はプリントして、家族の目につく場所に飾ることをおすすめしました。前回は大きめのプリントやパネルにして飾る方法を紹介しましたが、今回はもうちょっと気軽に楽しめる手作りアルバムをご紹介します。

 

手作りアルバムは、様々に嗜好を凝らした素敵なアルバムの作り方がインターネット上の記事などにたくさん掲載されていますが、凝ったものはなかなか作れない、という方も少なくないと思います。私自身もまめなタイプではなく、また撮る写真の枚数が多いので、1冊の作成にあまり時間をかけられません。
そこで、もう少しシンプルで簡単にできるものとして、自宅のプリンターでインクジェット用のハガキ用紙に選んだ写真をプリントして、ハガキホルダーに入れてアルバムにする方法をご提案します。

外出できない日々は写真を楽しむ絶好のチャンス

©︎2020 Yuka Hanada

ハガキサイズはL判プリントよりもひとまわり大きくて見やすいのに加え、写真用ではないマットな用紙をあえて選べば、ちょっとしたコメントやイラストをハガキにそのまま書き込みやすいので、気軽に楽しくアレンジができます。光沢のある写真用紙に比べて安いので、失敗もあまり気にせず、お子さんと一緒にアレンジ作業を楽しめるのではないでしょうか。
また、ハガキホルダーならシンプルなデザインのものが100円ショップなどで簡単に手に入るのも良いですね。旅の思い出のチケットなどを一緒に保存するにも、L判のポケットアルバムよりもひとまわり大きく入れやすいのでおすすめです。できたハガキにそのまま切手を貼って、おじいちゃんおばあちゃんなどご家族に送ることもできますね。

写真は撮った後に見返してこそ価値があります。厳選した写真を引き伸ばしてプリントし飾るのもとても素敵ですが、ご紹介したような方法なら、セレクトや制作の過程も含めて家族で楽しむことができると思います。自宅で過ごす時間がたくさんあるこのような機会に、ぜひ試してみてくださいね。

 

写真と文:花田友歌(はなだフォトワークス すみだ 代表)
hanadaphoto-sumida.com