【江戸っ子でい】カフェで働くおしゃれママはフラダンスのクム(先生)
※この記事は2021年冬号すみだノートフリーペーパーに掲載されたものです。
文:稲葉一弘
すみだで暮らす江戸っ子たちのONとOFF
佐々木このさん
錦糸町に「ココデコーヒー」という、子育て世代のママさん達が立ち上げた地域密着型のカフェがあります。入店するとコーヒーの良い香りとスタッフの“佐々木この”さんが優しい笑顔で迎えてくれます。
実は佐々木さん、30名以上が在籍するフラダンス教室のクム(先生)なのです。
佐々木さんは約15年前にハワイアンレストランのフラダンスショーを見て、「自分もやってみたい!」とフラダンスを始めました。
それから練習を重ねた佐々木さん。数か月後にはダンサーとしてレストランのショーの他にクルーズ船や結婚式に呼ばれるようになりました。
しかし、当時は子育て真っ最中。そんな時に助けてくれたのが、地域の方々でした。ショーがあるときには度々お子さんを預かってくれて、佐々木さんの活動を応援してくれたそうです。
その後、地域の方から「フラを習いたい」と言われたことをきっかけに、フラダンス教室を始めました。
フラを通じてみんなが親友になれるようにしたいという想いからクラス名は「Hoaloha(親友)kono’s Hula」。その名の通り、生徒さん同士とても仲が良く、新しい方が入ってきても、すぐに仲間になれるクラスだそうです。
今では3才から60代までの生徒さんが佐々木さんの優しい指導の下、フラダンスを楽しんでいます。
「常に皆さんの個性を輝かせたい、私にとって生徒さん一人一人が大好きな存在なんです」と話しながら笑顔を覗かせる佐々木さん。
そこにはフラを通じて生徒さんを家族の様に思う、優しいクム(先生)の姿がありました。
文/著者 プロフィール
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生まれも育ちも墨田区で、実家は吾妻橋にあった洋食店と喫茶店。
大好きな墨田区の魅力を多くの人に知って貰いたいと思い「すみだノート」に参加させて頂きました。
すみだに暮らす人の魅力的で多様なライフスタイルを発信していきたいと思ってます。