すみだアーティスト図鑑【1】 fuerafuera
初めてfuerafuera(フエラフエラ)のライブを聴いたときに、個性の異なる二人が奏でる歌と演奏の心地よさを感じました。メロディーとハーモニーそして歌詞には、彼らの世界観が隅々まで浸透されていて優しい気分で時間を過ごした印象があります。
fuerafueraは、墨田区京島滞在のシンガーソングライター・ギタリストの赤須翔さんと、シンガーソングライターの大江友海さんの二人が2019年5月に結成したユニットです。
二人が出会ったのは、あるライブイベントで共演したことがきっかけだったそうです。
赤須さんのステージを観た大江さんは、「とても良い曲を作る人だな」という印象を持ち、何らかの形で一緒にステージに立ちたいと思ったそうです。
一方、赤須さんも同じ気持ちを抱き、ユニットの相談を持ちかけたことでfuerafueraを結成することになったそうです。
ともにソロやバンドで長年ミュージシャンとして活動してきた二人は、一緒に音を重ねた時に、二人の声がフィットしてとても気持ち良く演奏できたと言います。
結成後は、精力的に活動を行い、都内や地方でのバーやカフェでのライブに出演したり、墨田区内では、すみだストリートジャズフェスティバルin曳舟や、すみだ水族館クリスマスミニライブなどにも出演しています。
また、2019年9月12日に、1st album「夢の中で恋に落ちた」を発売。アルバムジャケットの表紙は、大江さんが世界一好きな洋服屋さんという長野県伊那市にある「チプカとプクチカ」のロゴデザインなどを手がけるデザイナー・イラストレーターのコマツトモヒト(TO)さんによるもので、fuerafueraの音や世界観のイメージが伝わるイラストが描かれています。
さまざまな地域や会場で活躍するfuerafueraのお二人は、「すみだの人たちに愛されるユニットになりたい」と基点となる墨田区での活動にも力を入れていきたいと言います。
個性的でありながらも、わかりやすく、あたたかみのある音楽を楽しんでもらいたいというfuerafuera。
今回の取材で、即興ライブをしていただきました。fuerafueraの演奏をお楽しみください。
【赤須翔(あかす しょう)】
シンガーソングライター・ギタリスト
1987年9月28日生まれ。長野県駒ヶ根市出身。洗足学園音楽大学ジャズギター科卒。在学中は有田純弘氏に師事。ジャズをベースとした音楽性は即興性豊かで、オリジナル曲の耳に残るシンプルな歌詞や、倍音歌唱法ホーミーを取り入れた個性的な声が特徴。ギターやマンドリン、ウクレレを弾きこなし、関東を中心に日本各地、ニューヨークやパリといった海外のフェスやイベントにも出演、さまざまなアーティストとのセッションやレコーディングを重ねている。現在は演奏にとどまらず、画家とのライブペイントや企業への楽曲提供、ギター講師、障害者心理支援ワークショップの講師を務めるなど、活動は多岐に渡る。
【大江友海(おおえ ともみ)】
詩を書き曲を描き、うた歌うシンガーソングライター。愛称「もみ」で親しまれている
https://www.instagram.com/fuerafuera.official/
1st album「夢の中で恋に落ちた」
- 〜introduction〜
- 指先
- I Thought About You
- 夢の中で恋に落ちた
- カゴの小鳥
- Liar
- ムース
- Longway Trip