記憶に残るまちの情景を写す「東京の水辺 TOKYO SHORES」展
墨田区東向島にある「玉ノ井カフェ.」で、マーク・ロビンソンさんの写真展「東京の水辺 TOKYO SHORES」が7月12日(月)まで開催されています。
マーク・ロビンソンさんは新宿で生まれ、2歳からオーストラリアで過ごす。1988年から日本を拠点に活動を始め、日本の食文化などの著書の発行や翻訳を行っています。
2013年に浅草に住み始め、東京の川辺を中心に取材や執筆を始めることで、まちの変遷を残していきたいと、浅草周辺や墨田区の墨東エリアの写真を撮り始めます。
「まちを歩いていると、日常の中でもちょっとした光の加減、行き交う人たちの瞬間の行動、時代を積み重ねてきた建物やその移り変わりなど多くのストーリーを感じることができます。その瞬間を写真で捉えています」とロビンソンさん。
ロビンソンさんが撮る写真は、映画のワンシーンのようなカット、時代を捉えたカットなど下町ならではの情景が写し出されています。
展示されている写真は、すべてフィルムでの撮影。まちに降り注ぐ光、光景、雑多の中にある美しさの微光がフィルムにより繊細に写し出されています。
浅草、墨田区周辺は、橋の名前が付く地名が多くあります。かつては水路が巡っていたこの地域を歩くと今もまちに水辺を感じます。その情景をタイトルに込めています。
玉ノ井カフェ.
東京都墨田区東向島5-27-4
営業時間:12:00~18:00(L.O.17:00)
定休日:火・水・木
TEL:080-2107-1016
※臨時休業・時間の変更がある場合があります。SNS等をご確認ください。
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