39アート in 向島 2019 3月1日より開催
3月1日(金)~31日(日)の1ヶ月間にわたり、今年で10年目を迎える「39アート in 向島 2019」が開催されます。
同イベントの特徴は、ギャラリーや美術館という室内空間だけではなく、地域での人の暮らし方や風景も取り込むまちと融合したアート展です。
展示会場となるのは、カフェや教会、長屋や古民家をリノベーションしたギャラリーや自宅の一部、広場、路地など様々な場所を会場としてアート、写真展、上映会、路上パフォーマンス、ワークショップ、トークセッションなど32のイベントが開催されます。
今年は新たに、まちなかグループ展「ファイルクラブ/軒下プロジェクト」が開催されます。このイベントは、展示場所を探しているアーティストとアート作品を探している地域の人をマッチングして、店舗や自宅の軒先にアート作品を飾る企画。公式のプログラムには掲載はされていませんが、まちのどこかで見かけるのも楽しみのひとつです。
「2010年に始まった『39アート in 向島』も今年で10回目を迎えることができました。記念すべきイベントや企画が数多く繰り広げられいます。アートと共に”まち”の風景やライフスタイルも楽しんでもらえれば」と第一回から実行委員長を務める長加誉さん。
39アートin向島2019実行委員長 過去インタビュー記事>>
10周年を記念して、今年は招聘アーティスト2人が参加します。
1人は、カナダ・モントリオールを拠点に活動するニューメディアアーティストのアリソン・ムーアさん。アリソン・ムーアさんの作品は、世界を再解釈し、感受性の鋭い存在が寓話的な総体と共同作用する比喩的な風景へと再構築するもの。カナダ国内や海外のアートコミュニティで活動し、数多くの展覧会、レジデンス、ワークショップ、イベントに参加。
http://www.allisonmoore.net
イベント:Mukojima Diorama
昨年に解体された戦前の長屋群の跡地を舞台に、映像と音のライブパフォーマンスを展開。かつての建築物や現代の肖像が暗闇に照らし出され、土地と共鳴し、都市の変容を物語る。
もう1人は、39アートプロジェクトの発案、提唱者でもある現代美術家の開発好明さん。コミュニケーションアートなど国際的に多彩な活動を行う。
http://www.yoshiakikaihatsu.com
イベント:向島39景
開発好明さんが2017年12月に発表した個展「QRコード Quick Response」展。鑑賞者は、QRコードを自身の携帯電話などで読み取り、クラウド上にアップされた映像作品に接続し、その映像を通じて、過去のどこかの時点で行われた行為や作品を鑑賞する。その手法を用いて「39アート in 向島 2019」に参加する各会場を開発好明さんが案内する。
また、10周年記念として「39アート in 向島 10周年サンキューDAY」と題して3つのイベントが開催されます。
【1】トークセッション:アーティストトーク アリソン・ムーア×開発好明
向島地域におけるアートとの関わりをひもとき、その可能性や価値についてアーティスト視点から考えるトークセッション。
【2】トークセッション:開発さんが聞く、サンキューアートってなんだろう
発案者の開発好明さんと「サンキューアートの日」の趣旨やあゆみを振り返り、向島での開催に「これから」について考えていくトークセッション。
【3】サンキューオークション
39アートin向島と関わりのある人たちが、自身の作品や秘蔵の品を出品するオークションを実施。通常のアートマーケットでは買えないとんでも品が目白押し? 出品作品は3月にオフィシャルウェブサイトで公開!
※イベントの日時・会場・参加等は「39アート in 向島 2019」ホームページをご参照ください。
その他にも、盛りだくさんのイベントが期間中に開催します。
「自転車で巡る!39アートin向島2019 参加拠点ツアー」
「39教会フォーク・ジャンボリー2019」
「写真展-八広のひとびと-」
「ハイチ跡ブロックパーティー」
「始動!ドンツキマップ製作委員会 むこうじま純情派」
「写真展-八広町工場-」
「こまつたかし個展『monophonic』」
「12年目の『SECTION1-2-3』上映会&向島ロケ地ツアー」
「吉田寮学生寄宿舎史」
「めでる国芳、向島。」
「ミニconeru展」
「ReFashion Caravan の世界」
「ヤッチャバ・サンキュー!フェア」
「Contemporary Leaders Live」
「ヤヒロック分室 Vol.4」
「墨田長屋音楽祭 with 街角スライドショー」
「つなぐ バランス展」
「ながらの美~くらす・つくる方法」
「ライブペインティング~祈りの環~」
「森本ナオコ展」
「私と僕プロダクション/飛び出せ!顔紙芝居」
「AWOBASOH COLLECTION-あら、よい趣味をお持ちですね。」
「IMAGINARY LOVE MOTELS 架空のラブホテル展」
「お直し考」
「路地ダンス『デート』」
「キモノで車イス」
「公園でベンチに寝転びながら、空を眺めたい。」
「100人の声をあつめる」
「ハイテンションって何ですかねぇ?」
※イベントの日時・会場・参加等は「39アート in 向島 2019」ホームページをご参照ください。
39アート in 向島では、ボランティアを募集しています。
・駅案内所、記録撮影スタッフ
・開発好明プレゼンツ「ファイルクラブ/軒先プロジェクト」店番、記録撮影スタッフ