多世代交流 高校生とのふれあいカフェ
3月13日(火)に『こうめより合い処』(村井邸・向島3-25-2)で東京都立本所高等学校・美術部の生徒10名と地域の高齢者30名ほどが集い、『アートによる脳トレ体操』を行いました。
グループで美術作品を見て、対話しながら見かたを深めていく『対話による絵画鑑賞』を用い、本所高校の美術部の生徒が用意してきた作品を参加された高齢者が知識に頼らず、絵を観て思い通りの感想を述べあった後、高校生がその作品の解説をするという形式で進められました。
「展覧会などで、一枚の絵を観る平均時間は10秒という結果が出ています。抽象画などをじっくり見て色々とイメージを沸かすことで普段使わない脳の部分を刺激したり、対話方式を持ちることでコミュニーションにも繋がります」と同高教員の森田真理子さん。
『アートによる脳トレ体操』を行った後は、飲み物やお菓子を食べながら高校生と高齢者が自由に会話を楽しんでいました。参加者の高齢者には、今年100歳を迎える方や95歳の方も参加しています。皆さんとても元気で明るく約2時間に渡り楽しい時間を過ごしていました。
「昔の本所高校の話や墨田区の話を聞くことが出来て勉強になりました。高齢者の方とゆっくりお話をする機会も少ないので、貴重な体験ができました」と参加した高校生。
『こうめより合い処』では、毎週火曜日の午前は、地域の方々が各自お話を楽しむ集まり、午後はカラオケ会が行われています。
「地域の方々にお役に立てば」と自宅を開放した『こうめより合い処』を運営する村井珠子さんは、墨田区の介護相談員や様々なボランティアにも積極的に参加。
「村井さんや地域の方々とお話をするのが楽しみで毎週来ています。今日は高校生と色々なお話ができて楽しかった。若返った気分がします」と参加した高齢者の方々。