墨田区文花に「ラーニングラボすみだ」がオープン!
地域の力を活かした
小中高生の第三の居場所
「ラーニングラボすみだ」
2024年4月3日(水)に文花・十間橋通り沿いに「ラーニングラボすみだ」がオープンしました。

「ラーニングラボすみだ」は、墨田区と日本財団、認定NPO法人キッズドア(以下、キッズドア)の協定に基づき、日本財団「子ども第三の居場所事業」としてキッズドアが運営する地域に根差した施設です。子どもが安心して過ごすことができ、多様な学びや生き方に触れることのできる居場所です。
毎週水・金・土曜に開所し、対象は墨田区及び近隣在住の小中高生で各日20名程度、地域ボランティアやスタッフが伴走支援を行います

6月以降には、中学生を対象とした高校受験対策講座や、英語に特化した学習支援などを予定。また、家庭にPCやインターネット環境のない子どもたちには会場でPCに慣れ親しんでいただくなど「デジタル格差」解消を目指します。更に、学校外の体験機会が少ない「体験格差」を無くす為、さまざまな体験活動やキャリア教育を提供する予定です。
開所日当日は、あいにくの小雨でしたがお祝いに駆けつけた方々や近所の子どもたちで大変な賑わいでした。
開所式は、「認定NPO法人キッズドア」渡辺由美子理事長の挨拶から始まり、来賓の山本亨区長、東京東信用金庫 中田清史理事長、日本財団公益事業部子ども支援チームリーダーの金子知史氏の挨拶、そして来賓紹介へと続きます。

渡辺由美子理事長


中田清史理事長

子ども支援チームリーダー
金子知史氏
2階のワークスペースを使用して行われましたが、用意された席が満席で、その関心の高さが伺えました。

次に、1階へ移動しテープカットが行われ、子どもたちを代表して2人が感謝の手紙を読み上げました。

また、リフォームの設計を担当した象設計集団 代表取締役 岩田英来氏からは、設計するに当たって心掛けた点や思いが語られました。

岩田英来氏
この建物は、十間橋通り沿いの表具屋さんをフルリフォームしたものですが、外観は以前の面影をそのまま残し、町の記憶や景観に配慮されています。

1階部分も入ってすぐ土間スペースと小上がりという昔の間取りを活かしつつ、明るく開放的な空間を実現しています。
その一方で、裏庭からは車椅子でそのまま入れるスロープと大きな引き戸の出入り口、多目的トイレとさらにはエレベーターと、最新のバリアフリー設備が整っています。


2階には、和室が二間と廊下を挟んで反対側には、繋げて広々と使えるワークスペースが用意されていて、今後子どもたちが「第三の居場所」としてくつろぎ、遊び、学べる場所として大いに活用されることと思います。


- 家族や町の記憶を宿した空き家をどうするべきか悩んでいるオーナー。
- 真剣に子どもたちの未来を思い、地域で子どもたちを見守り育てるという活動。
- 子どもには、色んな体験や教育を受けさせたいと願う親。
- それを後押しする行政と財団。
それらが形になってここにあります。
こういった施設は、今後ますます必要になっていくことと思います。
どの立場からでも、興味を持たれた方は一度見学に訪れてみてはいかがでしょうか。
【アクセス】
住所:〒131-0044 東京都墨田区文花1-6-8
TEL:03-6661-8740
LLsumida@kidsdoor.net
「ラーニングラボすみだ」概要
対象:東京・墨田区及び近隣在住の小中高生20人程度
事業内容:スタート時は週3回(水・金・土曜)
14:00〜19:00 小学生対象 居場所・自習室
15:00〜20:00 中高生対象 居場所・自習室(6月以降)
その他、中高生対象の学習支援や英語に特化した学習会、体験活動やキャリア教育を予定しています。
参加費:無料
運営:認定NPO法人キッズドア
助成等:公益財団法人日本財団・プルデンシャル財団