家族で楽しめるゲームの開発と体験イベント

2018年2月21日 2022年1月11日すみだノート

吾妻橋近くにある発明家ショップトキメキ。
皆様も見かけたことがあるのではないでしょうか。
何か発明をしている所というのは、漠然とわかるのですが、店内を覗くと子どもがいたり、外国人がいたり、近所の方かなと思う人がいたり。
何となく気になるお店？だと思っている人も多いのではないでしょうか。

発明家ショップトキメキは、発明家仲間が開発した商品とヒラメキ工房代表取締役　関場純氏が発明したボードゲームの体験と販売を行っているお店です。

関場氏の開発したボードゲームは、家庭で楽しめるボードゲームや育児用ゲーム、リハビリ用ゲーム、点字ゲームなど約20種類ほど販売されています。

このお店の特徴は、無料でゲームを楽しめること。
「外国の方や子どもたち、観光で訪れたカップルなど、ゲームだけして帰る人も多いですよ」と笑って答える関場氏。

関場氏のゲームは、一貫として「家族で楽しむ」「会話を楽しむ」ということを目的に作られています。
「子どもの教育は、子どもが小学生や中学生の時に父親と一緒に遊ぶこと大切です。ゲームで親に勝てないことで親を尊敬し、また親に勝つことで自信をつけることをゲームを通じて体験することができます」

将棋や囲碁、パズルなどをいかに簡単なルールにして、会話を楽しみながら遊べるゲームを心がけて作っているそうです。
「私のゲームは運ではなく、簡単な頭脳ゲームです。勝ったり負けたりすることで、お互いを認め合うことができ、マナーも体得できます」と関場氏。また、子どもから大人、外国人の方まで誰でもできること、というのがもう一つの特徴です。

関場氏は、会社に勤めていた時に趣味として、日曜発明学校に参加。そこで考案したゲームをメーカーに提案し、商品化されたことをきっかけに独立して有限会社ヒラメキ工房を設立。その後、NPO法人アイデアツリーヒラメキを設立の機に区内の小学校への出前授業や放課後スクールの出前授業に参加するようになり、人生の生きがいを感じているといいます。

また、多くの方にゲームを楽しんでもらうよう、すみだまつり・こどもまつりの墨田区のイベント、地域NPOのイベントなど多くの催しに参加。要望があれば出張イベントも行うそうです。
「目標としては、毎年1アイテムを商品化すること。夢は、世界のゲーム大会を開くこと」と語る関場氏。