これで安心!外国人接客講座
銭湯で一緒に考えてみよう
墨田区も年々訪日外国人が増え、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催で更に増加する中、個人商店でも対応が必要となってきています。
訪日外国人の方々に、まちの魅力知ってもらうために、「おもてなしの心」で案内できるようにと墨田区産業観光課主催「ひらがなネット株式会社」企画のもと、下町銭湯・荒井湯(墨田区本所2-8-7)で、訪日外国人と銭湯経営者やゲストハウス経営者、商店主、区の職員、一般の方が参加して講座と車座になっての意見交換が行われました。
荒井湯のご主人本田義勝さんが講師となり、銭湯の歴史やマナー、外国人客への対応の例をあげて説明。外国の方にも銭湯のルールを知ってもらうために、英語表記や更に分かりやすいようにイラストや写真を使い、必要な場所に設置することで対応しているそうです。
また利用者として、銭湯が大好きという南アフリカ出身の留学生イデさんと、タイ出身の旅行好きエドさんをゲストに迎え、自身の体験談を交えサービスの受け手としての意見を述べました。
日本人として当たり前と思っていることでも、それぞれの国の文化の違いや、初めての経験など戸惑う外国の方に「おもてなしの心」でどうサービスを心掛けていくか。ということをテーマに、日頃の接客で気をつけていることや工夫していることなど有意義な意見交換が行われました。
「これで安心!外国人接客講座は、今回で8回目となります。墨田区の魅力を多くの外国人の方に体験してもらいたい。“おもてなしの心”で接すればもっと深い交流ができると思います。今後も題材を変えながら企画を考えていければ」と語るひらがなネット株式会社取締役の吉澤弥重子さん。