下町すみだのウォーターフロントを世界に!

有限会社東屋 代表取締役 木戸麻貴

下町すみだのウォーターフロントを世界に!

墨田区は、堅川のほとり「奇跡的に戦火をのがれた地」で生まれ育ちました。

曾祖父が立ち上げた革小物製造業を、戦死した祖父、祖父の亡き後祖母を支えた3代目、祖父の遺言を胸に守り続けた祖母、形あるものを継いだ父、それぞれの想いを受け2016年に有限会社東屋(あづまや)の6代目を引き継ぎました。

幼稚園の時は都立横網町公園で遊び、卒園の時の夢は「がまぐちや」でしたが、20代半まではすみだからも家業からも気持ちが離れてしまっていました。

しかし、会社員の時に家業の良さを見直すきっかけをいただいたことと、すみだの小さな博物館「袋物博物館」を開館させていただいたことで、家業を手伝うようになり、改めて「すみだ」に目を向けるようになりました。

「関わる皆さんを笑顔に」と、創業100周年を機に「made in Ryogoku」をスタートしましたが、販売についても経営についても行き詰まりを感じていました。そんな時に墨田区の後継者育成塾「フロンティアすみだ塾」があるということを知り、藁をもつかむ気持ちで入塾させていただきました。

「フロンティアすみだ塾」がきっかけとなり、たくさんの素晴らしいすみだの皆様とのご縁をいただき、6代目を継承する覚悟ができ、そして、現在はこの生まれ育った場所へ恩返しがしたい、地域のため、社会のためになる会社にしたいと日々奮闘しております!