この春、すみだに灯る新しい景色

この春、すみだに灯る新しい景色

新しいお店が生まれたり、長く愛された場所が生まれ変わったり。
この春、墨田の街には小さな灯りがいくつもともりはじめています。
歩いていると、ふと出会う新しい景色。
それはきっと、この街にまたひとつ「つながり」が生まれる瞬間なのかもしれません。

BROWN TABBY

BROWN TABBY

両国の街を歩いていると、ときどき新しい風景に出会います。それは大きな商業施設でも派手な看板でもなく、街の通りにふと現れる小さなお店だったりします。この春、北斎通り沿いでそんな出会いがありました。焼き菓子店「BROWN TABBY」です。

大きなガラス窓の店内にはやわらかな光が差し込み、和モダンの落ち着いた空間が広がります。畳と本物の竹を使った半個室の和室もあり、まるで誰かの家に遊びに来たような、どこかほっとする雰囲気です。ゆったりとした時間を過ごせる場所として、近隣の人たちにも親しまれていきそうです。

BROWN TABBY

▲ 店主の江藤さん

オーナーは宮崎県出身。大学進学を機に上京し、銀行で法人営業を経験。その後はM&A仲介会社で企業の買収や資本提携を支援する仕事に約10年間携わってきました。人生の節目に「自分の店を持ちたい」という思いが芽生え、2026年2月1日にこの店をオープンしました。

お店のモチーフは「猫」。これまで保護猫を家族として迎えながら暮らしてきた経験があり、ロゴに描かれている猫も譲渡会で出会った愛猫「リッツ」と「カール」がモデルになっています。

BROWN TABBY

▲ 後ろ姿が可愛すぎる「猫のフィナンシェ」

看板商品は、なんといっても猫のフィナンシェ。ころんとした猫の形が愛らしく、オープン直後から人気を集めています。平日は午前中の販売分が1時間ほどで売り切れてしまうこともあり、午後3時頃に追加で焼き上げると、SNSを見て訪れた人たちで再び完売することも多いそうです。見た目の可愛らしさだけでなく、バターの香り豊かな味わいもしっかりとした本格派です。

商品は焼き菓子を中心に展開。日持ちは約3週間と長く、ギフトにもぴったり。和柄をあしらったフィナンシェやマドレーヌなど、両国らしい和モダンの雰囲気を取り入れたお菓子も並びます。コーヒーは長野・松本の焙煎所によるオリジナルブレンド。宮崎平野の生乳のみを使ったソフトクリームなど、素材へのこだわりも感じられます。

BROWN TABBY

店内2階には製造キッチンがあり、焼き菓子はすべてここで手作りされています。焼き上がる甘い香りが店内に漂い、訪れる人の気持ちをやさしくほどいてくれます。

吾妻橋エリアに2号店のオープンも予定しているとのこと。猫と焼き菓子が生み出す小さな幸せが、これから墨田の街に少しずつ広がっていきそうです。

BROWN TABBY
猫のクッキーが可愛いと人気のアイスクリーム

BROWN TABBY

住所:墨田区亀沢3-13-4
営業時間:11:00〜19:00
定休日:月曜(祝日営業)
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MUAN(むあん)

MUAN(むあん)

この春、新しいものづくりの場所が生まれます。
名前は「MUAN(むあん)」。

布ぞうりブランド「MERI」が始める小さなアトリエです。

MUAN(むあん)

▲ カラーバリエーションは無限大! 最初はシンプルなデザインから、慣れてきたら複雑なパターンにも挑戦してみるのがいいかも。

観光客向けの体験型ショップとは少し違い、ここは少人数でじっくりと手を動かしながら学ぶための場所。静かな空気の中で、布ぞうりづくりに向き合う時間が流れます。

MUANを立ち上げる草本さんは熊本出身。高校卒業後、デザイン専門学校に進むため上京し、ニットデザイナーとしてアパレル業界で働いてきました。

布ぞうりと出会ったのは2011年頃。働いていたニット工場が、東北の布ぞうりづくりの人たちに生地を提供したことがきっかけ。後日、お礼として届いた一足を履いた社長が、その履き心地に驚き、「ニットの技術を活かせば、もっと面白いぞうりが作れるかもしれない」と、青森県八戸近郊のクラフトグループを訪ね、約一年かけて技術を習得。2012年、ニット工場の強みをいかした布ぞうりブランドを立ち上げ、草本さんはそれにデザイナーとして参加しました。

現在では熊本に約15人、東京に約8人、富士吉田に2人の職人が育ち、さらに研修中の人もいて、布ぞうりづくりは、一人の手仕事から、少しずつ人をつなぐ活動へと広がっています。

その中心となる店舗が、今春リニューアルする「MERI」。

旧ブランド名である「MERIKOTI」から名前を改め、3月26日、同じ通りで三軒隣へ移転オープンします。

こちらは観光客向けの店舗で、約3時間で完成する体験ワークショップを提供する予定。北斎美術館を訪れた海外の旅行者が、そのまま体験に訪れることも多いといいます。

一方、3月29日にオープンする「MUAN」は、日本人向けの学びの場。3ヶ月コースを中心に、少人数でゆっくり技術を身につける教室として運営されます。

MUAN(むあん)

▲ 布ぞうりだけじゃなく、初心者向けの手編み・クラフトクラスもあるので、興味がある方は、まずはそちらから始めてみるのもいいかも。

将来的には講師を育てる制度も整え、布ぞうりづくりの文化をさらに広げて行く予定。

教室では、通常の布ぞうりだけでなく、足裏のアーチを支える履き物「足半(あしなか)」など、日本の手仕事の知恵も学べます。豊富な色の紐から選び、自分だけの一足を作る楽しさも魅力です。

MUAN(むあん)
MUAN(むあん)
足半(あしなか)

観光客が気軽にものづくりを体験できる「MERI」。
静かな時間の中で技術を深める「MUAN」。

二つの場所は、それぞれ違う役割を持ちながら、布ぞうりという手仕事の文化を、これからも静かに紡いでいく。
手で編まれた一足のぞうりから、また新しい物語が始まろうとしています。

MUAN(むあん)

MUAN(むあん)

住所:墨田区亀沢1-3-9 1F
色々なコースがあります。
詳細のお問い合わせ、お申し込みは、
公式ホームページをご確認ください。

和牛ビストロFLAME(フレイム)

和牛ビストロFLAME(フレイム)
シックで落ち着いた店内(オープンにむけ改装中)

錦糸町駅北口から徒歩0分という絶好の立地に「炭火焼肉 寿恵比呂(すえひろ)」というお店があります。そのビルの3階に和牛をメインとした新しいお店がオープンします。その名も「和牛ビストロFLAME(フレイム)」※3月末〜4月上旬オープン予定。

実はこのお店、1階の「寿恵比呂」のオーナーでもある金村さんが新たに手がけるお店。
45年前、金村さんのお父様がこの地に寿恵比呂を開業。その後、金村さんが北口店を引き継ぎ、南口店を弟さんが経営しています。

和牛ビストロFLAME(フレイム)
店主の金村さん

寿恵比呂で培われた経営ノウハウや取引先との信頼関係があるので「和牛の仕入れには強いです」と金村さん。その強みを生かして仕入れられた素材を料理するのは、スペインでの修行経験もあり、都内のホテルでフレンチを提供していた腕利のシェフ。独自の感性で和牛の新たな世界を提案します。もちろんおいしいワインもご用意。

和牛ビストロFLAME(フレイム)
季節の前菜盛り合わせ

とはいっても金村さんが目指すのは、気軽に入れる「ビストロ」。仕事帰り、北口を出てそのままフラッと立ち寄ってみてください。3階からの眺めは、予想以上に開放的です。

こまめにインスタ等をチェックしてオープンを待ちましょう!

和牛ビストロFLAME(フレイム)

和牛ビストロFLAME

住所:墨田区錦糸3-3-10 3階
営業時間:17:00~24:00
定休日:未定

サイクルスポット向島八広店

地域密着で約12年間、お引越し前のサイクルスポット東向島店

東向島で約12年、地域の皆様に愛された自転車屋さん、サイクルスポット東向島店がお引越し!

約1km先へ移転し、サイクルスポット向島八広店として3月13日(金)にリニューアルオープンしました! 

サイクルスポット東向島店は、ママチャリからスポーツバイク、電動アシスト自転車まで幅広い品揃えと、修理全般、メンテナンスもしてくれる、東向島のまちに根ざした、気軽に立ち寄れる自転車ショップとして、2013年の開店以来、長年にわたり地域の皆様に愛されてきました。

「新店舗でも変わらぬサービスでお迎えいたします。これまで支えてくださった皆さまに心より感謝申し上げるとともに、引き続き、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。」と店長からのご挨拶。

「ちょっと見てほしいんだけど…。くらいの軽い気持ちでOKです!もちろん空気入れは無料です!お近くへお越しの際は、ぜひお気軽にお立ち寄りください。」 

4月からの青切符導入の前に、まずはメンテナンスをお願いしてみては?

また、「移転オープン記念セールも開催中!」なので、お得に最新の自転車を購入できるチャンスです!
この機会をお見逃しなく!

サイクルスポット向島八広店

▲ 取材時点、リニューアルオープン向けて改装中の新店舗の様子

コンセプトがしっかりしているからこそ、料理は妥協を許さない。
オーソドックスなソース味の焼き物に加え、世界でここでしか食べられない特製料理と完全オリジナルドリンクの数々!全て、一貫している。

サイクルスポット向島八広店

住所:墨田区八広2-16-11
TEL:03-5631-3162
営業時間:10:30〜19:00
定休日:水曜・木曜

BEER DINER SUPER DRY TOKYO

BEER DINER SUPER DRY TOKYO

吾妻橋のたもとに、この春またひとつ、墨田の夜をたのしむ新しい灯りがともりました。

3月2日、アサヒビール本社に隣接する施設にオープンした「BEER DINER SUPER DRY TOKYO」は、国内唯一の常設型ブランドショップ。ここでは、4度未満で提供される「スーパードライ」や、氷点下で管理される「エクストラコールド」など、一杯を最良の状態で味わうための工夫が徹底されています。

BEER DINER SUPER DRY TOKYO

1階はふらりと立ち寄れるスタンド、2階は料理とのペアリングを楽しめるダイナー。熱々の料理と、キンと冷えたビールの鮮やかな対比もまた、この場所ならでは。川風が抜ける吾妻橋のたもとで、墨田の時間を少しだけ特別にしてくれる、新しい寄り道の風景が始まっています。

BEER DINER SUPER DRY TOKYO

浅草や東京スカイツリーを訪れる人にとっても、ここは観光の途中にふと立ち寄る場所でありながら、記憶に残る一杯に出会える場所。橋を渡る人の流れの先に、街の表情を少しだけ豊かにする新しい景色が生まれました。夕暮れどきに訪れたくなる一軒です。川辺の余韻とともに。そっと。

写真・情報協力 すみだ経済新聞

BEER DINER SUPER DRY TOKYO

住所:墨田区吾妻橋1-23-36
営業時間:11:30~22:00(L.O.21:30、ドリンクL.O.21:45)
定休日:年末年始(施設休業日に準じる)

長い眠りのあとに、時の扉がひらく。
江戸東京博物館、3月31日再開

江戸東京博物館

長い眠りから目を覚ますように、両国の「東京都江戸東京博物館」が3月31日、再び扉を開きます。 大規模改修による約4年の休館を経て、江戸から東京へと続く時間を映してきた場所が、この春、装いを新たに帰ってきます。

リニューアルした常設展示室では、日本橋の先に„のれん"を設け、光の演出で現代から江戸へと視点が移ろう空間を展開。歌川広重「名所江戸百景」の全点公開や、浅草花屋敷の門の再現、同潤会代官山アパートメントの模型展示なども見どころです。

再開当日は、和太鼓や日本舞踊、墨絵パフォーマンスなどの記念イベントも開催。過去をしまうのではなく、今へと手渡していく場所の再開は、両国の春にともる、うれしい明かりになりそうです。

写真・情報協力 すみだ経済新聞

江戸東京博物館

住所:墨田区横網1-4-1
TEL:03-3626-9974(代表)
※電話でのお問い合わせは9:30〜17:30(平日のみ)

すみだのニュースを届ける地域メディア

すみだ経済新聞

墨田のイベント、まちの話題を日々発信している地域ニュースサイト「すみだ経済新聞」。
今回の「すみだノート春号の特集」では、いくつかの記事で写真・情報のご協力をいただきました。
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