映画と演劇のマルチシアター 喫茶野ざらし

すみだに新たな文化を楽しめるスポットが誕生
喫茶野ざらしは、2020年2月に、アート、建築、文学、音楽、福祉、農業などさまざまな分野を横断しながら活躍を広げるディレクター3人の運営により、墨田区吾妻橋にカフェ・ギャラリーとしてオープンしました。
メンバーのひとりでもあり、国内外で活躍の場を広げる建築家の佐藤研吾さんが手がけた内外装やオブジェもこのカフェの魅力のひとつで、建築家やアーティストはもとより、近隣住民からも親しまれています。
同店では、2階スペースを活用し、更なる文化活動の拠点を目指すために、7月上旬に映画と演劇のマルチシアターを開設します。

「ご近所の方や、映画・演劇関係者の方々に、『浅草からもほど近い墨田区に気軽に映画や演劇を楽しめる場所があるといいね』と相談を持ち込まれることも多かったという」オーナーの大道幸人さん。
店名の「野ざらし」は、これから関わる多くの人の手で耕され、新しいことが始まる場所になってほしいという思いと、墨田区を舞台にした落語「野ざらし」から命名したそうです。
そんな由来からも、演芸を伴うマルチシアターは、開店当時からの夢の一つだったそうです。そして、もう一つの目的でもあるアーティストなどへの支援事業にもつなげていきたいと言います。
「名作や地域にちなんだ映画、落語などの演芸に近所の方々や子どもたちが身近に接してもらえる場所にできればと思っています。また、自主制作映画の上映や若手の演芸家さんたちに活用いただきながら、すみだの新たな文化の発信拠点となるような場を目指していきたいです」
と、実現に向け夢を膨らませる大道オーナー。
7月のオープンに向け、喫茶野ざらしでは、クラウドファンディングを行なっています。
https://motion-gallery.net/projects/nozaratheater