親善大使になって再確認したすみだの魅力

第17代 すみだ親善大使 田中里実

第17代 すみだ親善大使 田中里実

いつもベランダから少しずつ大きくなるスカイツリーを見て、時々写真を撮っていました。自分の背が伸びるのと一緒にスカイツリーも大きくなって、ともに成長していたそのタワーはいつの間にか完成し、墨田区のシンボルになっていました。

そんな、私の自慢の墨田区で親善大使に任命された時、とても感動したのと同時に、私は墨田区のことを全然知らないのではないかと不安になったのを覚えています。ですが、実は墨田の一番の魅力は知らない間に知っていました。

多くのイベントに参加させてもらう中、地域の方々と関わる機会が沢山ありました。守られ続ける多くの伝統工芸品。街の皆さんの暖かさ、あたりまえの毎日の中にある、人とモノと、人と人との繋がりがすみだの魅力である気がします。

私たち17代目はとても貴重な体験もさせていただきました。新たなシンボルである北斎美術館の開館、区政70周年の記念式典に参加したり、東京オリンピックに向けて新しくなった五輪音頭を踊ったり…。節目の時に立ち会えたのはとても誇らしいです。

すみだ親善大使になって、墨田区に限らず沢山の方々と出会い、いろいろなことを体験しました。

1年という長いようで短い時間の中で過ごした時間は、私にとっての宝物であり財産になったと思います。