すみだスケッチ

すみだの想い出

サーカスを見た友人たちとともに地元のために

山田昇

墨田区商店街連合会 会長
山田昇

錦糸町で生まれ育って現在にいたるまで、墨田区と深く関わって生きてきました。

子どもの頃、昭和30年代の錦糸町駅前には、個人商店や民家が立ち並んでいました。今よりも人との距離が近く、子どもが少しでも悪さをすれば、近所の大人によく怒られたものです。お祭りとなると、子どもも準備の手伝いをしました。大人と一緒に作業するなか、叱られながらも、上下関係や人との関わり方などを体得できたと思います。

私は団塊の世代です。子どもの数が多かったため、子ども同士のコミュニケーション術も無意識のうちに学んでいたのでしょう。近所の子どもを大人が温かく見守るなか、地域で子どもを育てる環境が備わっていました。

錦糸町は、戦後の復興で、娯楽のまちへと発展してきました。現在のウインズ錦糸町JRAがある場所は、当時は原っぱでした。木下サーカスや木暮サーカスなどの巡業も多く行われ、よく見に行ったものです。夜になるとサーカスの動物の鳴き声が聞こえ、ショーの余韻を楽しんでいました。

現在、私は墨田区商店街連合会や町会、錦糸町商店街や地域のイベントにも関わらせていただいています。

サーカスを見に行った友人たちがそれぞれ家業を継ぎ、今も一緒に錦糸町を盛り上げている仲間であることは嬉しいかぎりです。