今日を愛する。墨田を愛する。

ライオン株式会社 元代表取締役副社長 寺尾睦男

ライオン株式会社 元代表取締役副社長 寺尾睦男

墨田区と言えば「両国」、両国と言えば「国技館」。お相撲のまちを想像する。
総武線の両国駅を降りると、もうそこはお相撲さんたちが漂う! 「和服姿の力士」や「下駄やセッタを履いた力士」の歩く姿に出逢う。
一歩通りに出ると、ちゃんこ屋の看板が必ず目に入る「古式豊かな街」と表現したい。

私がこのまちをこよなく愛している所以は、国技館の真ん前にある「ライオン」という会社に朝な夕な通って50年にもなるからです。
ある時、こんな話が私のところに入ってきました。
「相撲の殿堂を多目的利用したい」。これは今の国技館が出来てすぐの話です。皆さんと考えた末に出たのは、「第九コンサート」開催の提案でした。浅草、向島の花柳界がコラボレーション! 「相撲と第九」の全く組み合わない企画が大成功。
第二弾はフジテレビの生中継による「歌う国技館」というタイトルで、歌謡界総動員番組! 想い出は尽きません。

ライオンのスローガンは「今日を愛する」ですが、すみだノートの読者の皆様は「墨田を愛する」方々ばかりと思います。100歳時代を皆様とご一緒に迎えましょう。