進化を続ける、墨田区・菊川のミニシアター『Stranger(ストレンジャー)』
映画をより身近に感じる、
地域密着型シアター!
墨田区唯一のミニシアター『Stranger(ストレンジャー)』は、2022年9月、墨田区菊川にオープンして以来、多くの映画好きに親しまれてきましたが、最近の『Stranger』は何やら面白そうだと聞きつけて取材に行ってきました。
『Stranger』は都営新宿線 菊川駅 A4出口から徒歩1分。
道路で言えば「新大橋通り」と「三ツ目通り」の交差点の近くにあります。
迎えてくれたのは、代表取締役の更谷さん。
20代でありながら、その発想力と行動力、そして映画愛で、『Stranger』を牽引しています。
更谷さんが代表取締役就任以来、新たに始めたことが3つあるそうです。
【3つの新しい】
1.上映作品のラインアップ
以前のストレンジャーは映画好きに喜んでもらえる作品を主に上映していましたが、現在はより映画を身近に感じて欲しいという思いから、一般の客様にも楽しんでいただける作品選び、ご家族、親子でも気軽に来られるような作品も上映するようにしました。
2.誰もが気軽に利用できる併設のカフェ
そもそも、併設のカフェは映画館とは独立しているので、映画を見ない人でもご利用いただけるのですが、それが今までは上手くアピールできていませんでした。
なのでまず表にあるカフェのメニューに黒板のメニューを追加して、一目で中にカフェがあることがわかるようにしました。これが功を奏してカフェとして利用してくださるお客様が増えました。
また、カフェでマリンバ鑑賞&体験会など、親子で楽しめるイベントも開催したりして、新たな客層にもアピールしています。
3.地域との連動
ストレンジャーが墨田区に存在する意味。例えば、映画「パーフェクトデイズ」上映期間に、ロケ地でもある京島の「電気湯」さんとのコラボ(ストレンジャーの売店で「ストレンジャー×電気湯のオリジナルのグッズ」の販売。逆に電気湯での期間限定「ストレンジャーの湯」など)を実施しました。
今後も、ここに来なければ買えない、体験できないというイベントを企画して『Stranger』とともに地域も盛り上げていきたいと思います。
やれることは、色々チャレンジしていきたい!という更谷さん。
現在は、「タイニースペース(小さいスペース)○○」というイベントを何度か開催していて、例えば「タイニースペースシアター」は、1スクリーン(49席)しかない『Stranger』でもっとたくさんの映画を上映したい!という思いを形にするために、併設カフェにプロジェクターを用意して、劇場内で上映中にカフェで別の映画を上映するという企画で、お茶を飲みながら無料で映画を楽しめます。
また「タイニースペースラジオ」というイベントでは公開ラジオブースのようなトークイベントをして、Xで配信したりと劇場とカフェそれぞれをフル活用して、墨田区の皆さんに知ってもらえるように努力しています。
そういった努力の甲斐もあってか、ファン有志の方々がカフェに集まって「墨田区とストレンジャーを盛り上げよう!」と交流会を開いてくれたりするそうです。
そんな『Stranger』の客層は、全国のミニシアターと比べても若く、20代・30代が最も多いということなので、墨田区菊川を中心に新たな映画文化が発展していく予感。
まだ一度も行ったことがないという方、まずは、気軽にカフェだけの利用でもいいと思います。
是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
『Stranger(ストレンジャー)』
住所:墨田区菊川3-7-1 菊川会館ビル1F
TEL:080-5295-0597