すみだ物語

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すみだ企業博物館巡り【1】『たばこと塩の博物館』

墨田区内に、『たばこと塩の博物館』『セイコーミュージアム』『東武博物館』『花王ミュージアム』『郵政博物館』の5つの企業博物館があります。見かけたことはあるけれど、「一体どんなものが展示されているんだろう」という方も多いのでは。
すみだ企業博物館巡りでは、順次5つの博物館をご紹介していきます。

 

第一回目にご紹介するのは、『たばこと塩の博物館』。

『たばこと塩の博物館』は、専売品であった『たばこ』と『塩』の歴史と文化をテーマとして、日本専売公社(現・日本たばこ産業株式会社)により設立され、1978(昭和53)年11月に渋谷の公園通りに開館、2015年に墨田区横川に移転しリニューアルオープンしました。

館内は、ミュージアムショップとワークショップルーム(1階)、特別展示室と『塩の世界(常設展室)』(2階)、『たばこの歴史と文化(常設展室)』と視聴覚ホール(3階)、図書閲覧室(4階)、多目的スペース(5階)の5つのフロアーに分かれ、それぞれのコーナーがコンセプトに沿った空間に設けれられています。

『塩の世界』は、岩塩、湖塩、天日塩など世界各地の塩資源の標本や様々な形の塩の結晶標本、製塩道具や西アジア遊牧民の塩袋、塩田や製塩のようすを紹介するジオラマなどの資料を展示。

塩の世界

塩の世界

展示室内は、ブースごとに荘厳な岩塩坑の地下世界や近未来的なサイエンスゾーンが広がり、実物・模型・映像などで分かりやすく展示されています。

『たばこの歴史と文化』は、海外から伝来した『たばこ』が、江戸時代を通じて独自に発展した、たばこ盆・たばこ入れ・キセルなどの喫煙具のほか、喫煙具が描かれた浮世絵(展示替有り)なども展示されています。また、レトロ感を楽しめるたばこのパッケージやポスター、さらに世界各地の喫煙具を始め、たばこ文化を取り巻く様々な資料が展示されています。

たばこの歴史と文化

たばこの歴史と文化

『塩の世界』、『たばこの歴史と文化』ともに所々ハイテクを使用した仕掛けや説明ボードなどがあり、とても分かりやすく、楽しみながら展示を楽しむことができます。

訪れた日に開催されていた、特別展は『ちりめん細工の今昔』。第一部では、江戸時代から明治・大正時代にかけての古作品の展示とちりめん細工の歴史と文化の紹介。第二部では、現在のちりめん細工を季節や種類に分けて展示。

見事としか言いようのない子どもの祝い着、可愛らしくも様々な工夫で拵えている小箱や巾着など”もの”や”家族”に対する愛情が伺えました。(※特別展『ちりめん細工の今昔』は、4月8日終了)

ちりめん細工の今昔

ちりめん細工の今昔

「2015年の春に墨田区に移転・リニューアルオープンして今春で4年目を迎えます。たばこと塩の常設展示のほか、年に5~6回ほど、多彩なテーマで特別展を開催していますが、特別展に合わせてご来館くださる方もたくさんいらっしゃいます。Webサイトをチェックしていただいて、ご興味のある特別展がございましたら、ぜひお出かけください」と同館学芸部広報担当の袰地(ほろち)さん。

一階のミュージアムショップを含め、各常設展、特別展はとても充実していて、一回の訪問では見逃してしまう箇所もあり、何度か通いたい博物館です。それに何と言ってもこれだけ充実していて、大人100円です。大人ひとりでも、ご家族でも楽しめる博物館です。ぜひ、一度訪れてみてはいかがでしょう。

次回特別展は、『モボ・モガが見たトーキョー ~ものでたどる日本の生活・文化~』
会期は、4月21日()~7月8日()。
詳しくは、下記サイトをご参照ください。
https://www.sumida-note.com/20180421100016/

たばこと塩の博物館
東京都墨田区横川1-16-3
TEL:03-3622-8801
https://www.jti.co.jp/Culture/museum/