すみだスケッチ

すみだの想い出

音楽を、墨田をもっと身近に感じていたい

上岡敏之

新日本フィルハーモニー交響楽団
音楽監督
上岡敏之

墨田区のオーケストラ、新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽監督に就任して、ほぼ2年が経過しました。生粋のすみだフリークには及ぶべくもないのですが、私なりにこの地を楽しんでいます。

まちの中にさまざまな文化がある。伝統があり、情緒があり、最先端がある。そんな墨田区で仕事ができる喜びを強く感じてもいます。墨田ともっと近くなりたい。そんな思いで、平和祈念コンサートを指揮し、まちの方々とふれあうことを目的として「参加型」のサマーコンサートをつくってきました。すみだトリフォニーホールでは、音楽を聴くだけではなく、ステージに立って別の目線で音楽を感じていただきたい。

昨年のサマーコンサート「すみだ少年少女合唱団」も、今年の「ダンス」も、経験の有無を問わず募集した区民ダンサーによって会場を大いに盛り上げていただきました。

夢はどんどんふくらんでいきます。近い将来、地元の子どもたちと新日本フィル、私で「ヘンゼルとグレーテル」をドイツ語で共演してみたい。音楽にもっと身近に触れることで何かを感じ取っていただければ、こんなうれしいことはありません。

音楽は無限で、会話のないコミュニケーションです。音楽がもたらす喜びを区民の皆様ともっと分かち合いたいと思っています。

 

新日本フィルハーモニー交響楽団