モノづくりのまちすみだで、「コトモノミチ at TOKYO」オープン!

墨田区の「新モノづくり創出拠点」として、有限会社セメントプロデュースデザイン(代表取締役:金谷勉)が運営する「コトモノミチ at TOKYO」が5月17日に墨田区押上にオープンしました。

コトモノミチ at TOKYO

また、コミュニティ形成のために定期的に異業種交流会「Lobby」を実施し、職人がバーテンダーになり、交流もできる「職人BAR」も開催。
自社だけでは難しかった商品開発や、モノづくり事業者にとってハードルであった販路開拓の解決を図ることを目的とします。

2つ目は、「ユーザー向け」サービスとして地域や技術を学び、職人と繋がり、実際にモノづくりを体感できる場所の提供。出来上がった商品の購入だけではなく、技術を体験するワークショップや職人による実演を通し、モノづくりの裏を知る機会ともなります。

モノだけではなくコト(技術)までも購入してもらうことで、モノを大切にする気持ちや日本のモノづくりの素晴らしさを再発見する機会の場でもあります。

コトモノミチ at TOKYO

店内には、30~35の商品が常時展示販売しています。これらは、企画ごとに商品が変わるので、常に新しい発見ができます。

「少し工夫をすれば商品として輝く、技術力を持ち備えた工場や工芸の職人さんたちが多くいます。“自社の技術をどう生かしていくか?” “産地に行く時間をとることができない” “地方の業者とコミュニケーションをとりたい”と考えている事業者様にも気軽にご相談に来ていただければと思います」とプロデュース部チーフディレクターの仲川依利子さん。

コトモノミチ at TOKYO

同社プロデュース商品で累計26万個販売のロングヒット商品「Happy Face Clip(ハッピーフェイスクリップ)」をはじめ、各地域で開発した商品が多数あります。その中で、墨田区の企業と共につくりあげた商品を紹介します。

ALMA Aroma Pins(アルーマ アロマピンズ)
香りを身につけるアクセサリー

コトモノミチ at TOKYO

墨田区の取り組み「ものづくりコラボレーション」により生まれました。50年以上に渡り、ゴム金型の設計と製造を行ってきた町工場の持つ精密な技術を活かして作り出された、ボタンモチーフのピンズです。アルミの塊から針に至るまで、職人がひとつひとつ丁寧に削り出しています。

カラーは全部で8色。アルミの繊維に色を染め、表面に皮膜を作って傷をつけにくくする“アルマイト染色”により、高級感あふれるオリジナルの発色を実現しました。また、この商品はただのピンズではなく、付属のコットン玉にお好みのアロマオイルや香水を染み込ませ、内側にしのばせることができます。香りをつけはずしできる、新しいアイデアのアクセサリーです。

TREE PICKS(ツリーピック)
食卓に花を咲かせましょう

コトモノミチ at TOKYO

墨田区で長年自動車メーカーの下請けとして板バネやプレス加工部品を製造してきた町工場の事業再生を懸けて開発されました。既に挑戦していた、キッチンやテーブルウェアのブランドと共に育つよう、ツリー型のフードピックをデザイン。職人が得意とする、バネを加工する際に使うプレス技術を活かして、手作業で1枚1枚抜いていき、丁寧に研磨して完成させます。

色とりどりの食材を枝にさして、別売りの専用台座へセッティングすれば、実がなった木のように盛りつけることができます。また、幹の部分に食材を通したら、お洒落なピンチョスが簡単に作れます。

切匣(キリハコ)
伝えられる「技」と「粋」

コトモノミチ at TOKYO

墨田区の老舗ガラスメーカーが持つ、伝統工芸の江戸切子の技術を活用してできた商品です。もっと日常の中で江戸切子を使ってほしいという想いから、医療用のシャーレにインスピレーションを得て、この小物入れができました。

アクセサリーケースやポプリポットなど、使い方は様々です。また、フタに施された切子模様にはそれぞれ伝われがあります。蜘蛛の巣模様は「幸せをつかむ」、麻の葉模様には魔除けや厄除けの意味があるそうです。

イベント・ワークショップのご案内

6月29日()「マイ数珠作り」株式会社中野伊助(京都)

コトモノミチ at TOKYO

7月20日()「友禅染めハンカチ作り」株式会社石山染交(墨田)

コトモノミチ at TOKYO

コトモノミチ at TOKYO
東京都墨田区業平4-7-1
TEL:03-6427-6648
【営業時間】
平日:12:00~20:00
土曜・日曜・祝日:11:00~19:00
定休日:火曜、水曜(最新情報はFacebookにてご確認ください)
http://coto-mono-michi.jp